各都道府県ごとの感染者数増加

昨夜の記事で「東京の後を追うように地方での感染者数が増えているのが不安だ」と書きましたが、昨日の全国の新たな感染者数は過去最多の1264人と報道されました。その中で東京都は250人と落ち着いていますが、東京都以外が1214人と増え続けています。都道府県ごとに見ると東京都が最多であることは変わりませんが、東京は人口が多いので感染者数が多いのも当然と言えます。

各都道府県における「事の重大さ」を見るためには、人口当たりに補正して比べる必要があります。NHKの特設サイトでは「直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数」がグラフ化されていました。

これを見ると大阪府は人口当たりで東京に迫ってきていることがわかります。さらに、札幌医科大学附属フロンティア医学研究所のサイトでは、人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移を国別や都道府県別で見ることが出来ます。大阪、福岡、愛知が7月下旬から人口当たりで急増に転じています。沖縄もまだ数は少ないですが急な増加傾向に転じており、注意が必要でしょう。一方で北海道は増加をおさえられつつあるようです。

最後に、全都道府県の人口当たりの増加数を同じく札幌医科大学附属フロンティア医学研究所のサイトから引用します。

東京・大阪・名古屋の三大都市周辺の都道府県が上位を占めており、それ以外の地方は比較的低く抑えられていますが、大都市圏との人の行き来でクラスターが発生すると人口当たりの感染者数は一気に跳ね上がる恐れがあることに注意する必要があります。。

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